石川県の平均電気代はいくら？おすすめ電気会社3選の比較と節約方法

石川県は全国の中でも電気代が高い傾向にあります。そのため、電化製品の使い方を見直すようにしましょう。また、電気料金が高く感じる場合は、電力会社への切り替えもおすすめです。

今よりも単価が安い電力会社に切り替えることで、大きな節約効果を得られるでしょう。しかし、石川県の節電効果が高い電力会社を知らない人は少なくないはずです。

まずは、石川県に対応する電力会社の種類や特徴を押さえることが重要です。そこで今回は、石川県のおすすめ電力会社3選を紹介します。

石川県の電気代

石川県の電気代は、全国の中でも水準が高いです。総務省が実施した2023年度の政府統計「家計調査」のデータでは、金沢市の平均電気代は月13,551円※です。

主要52都市の中では3番目に高い金額となります。全国で最も電気代が高いのは富山県の富山市の15,324円です。

※出典：政府統計　2023年度家計調査 / 家計収支編 総世帯

石川県は最低気温が低い地域である

気象庁のデータによると、金沢市の年間の平均気温は15度であり、最高気温の平均は19度、最低気温の平均は11.5度です※1。

なお、北陸電力は東京電力と比較すると、基本料金・最初の120kWhまでの料金は北陸電力が高いものの、121kWh以降の電力量料金が安い水準です。

●北陸電力と東京電力の電気料金の比較

※1　出典：平年値（年・月ごとの値）-気象庁公式サイト
※2　出典：従量電灯-北陸電力公式サイト
※3　出典：従量電灯B-東京電力公式サイト

石川県での電気代節約のコツ

家電使用時の無駄をなくす

石川県は電気代が高い傾向にあるため、料金を下げるには普段の生活から節電を心掛けましょう。例えば、使用していない照明は小まめに消すようにします。

また、石川県は最低気温が10度を下回る月が平均6ヶ月もあるため、暖房器具を使用する機会が多いです。この場合、効率良く部屋を温めるために、熱が外に逃げないような工夫が必要です。

エアコンを利用する際は、部屋の中に温度差があると稼働が大きくなるため、サーキュレーターなどで空気を撹拌し温度の均一化を図ると良いでしょう。

消費電力の大きい家電を把握し使い方を見直す

電気料金は、使用する家電の消費電力と使用時間によって決まります。そのため、消費電力が大きい電化製品を長く使用すると電気料金は高くなる傾向にあります。

家電の中でも消費電力が大きいものを把握し、使用時間が短くなるように使い方を見直すことで電気代を抑えやすくなるでしょう。

例えば、タオルドライにより極力水分を取り去った後に、ドライヤーの「弱」モードを使うことで、使用時間を変えず消費電力を抑えやすいです。

掃除機を利用する際は、部屋を片づけてから掃除することで使用時間を短くできます。このように、工夫次第で節約に繋がるのです。

古い家電は買い替える

古い家電を長く使っている場合は、新しい家電に買い替えると節約に繋がりやすいです。古い家電は性能が落ちているため、同じ消費電力でもパフォーマンスが下がります。

最新家電は古いモデルより省エネ性能が高まっているため、電気代を抑えやすいです。そのため、古い家電を使い続けるよりも新しいものに買い替える方が節電効果が期待できます。

石川県で電気代に悩んでいる方は切り替えがおすすめ

石川県は全国の中でも電気代が高い傾向にあります。電気代を抑えるためには、電化製品の使い方を見直す、電力会社を切り替えることがおすすめです。

2016年の電力自由化以降、新電力と呼ばれる事業者が電力を供給するようになり、その中には地域の電力会社よりも料金水準が低いものもあります。

石川県を管轄する地域の電力会社は北陸電力であり、東京電力などと比較すると料金は安いですが、電力の使用状況によっては高くなることがあります。

新電力は基本料金が無料、基本料金は変わらず電力量料金が安くなる、電力を多く使う家庭が得をするものなどさまざまです。

また、新電力に切り替えたとしても、基本的には今までと同じ品質の電気を利用できます。Webで申し込むだけの業者が多いため、忙しい人も手軽に切り替えられるでしょう。

石川県のおすすめ電気会社3選

Looopでんき

Looopでんきは、再エネを促進する株式会社Looopのサービス。日本全国でサービスを提供しており、石川エリアでの利用も可能です。

スマホアプリでは、料金単価のグラフが表示され、料金単価の高い・安いタイミングを簡単に確認可能です。

さらに電気の利用時間を変えるチャンス「でんき注意報」や、単価が落ち着くまで電気の利用を控えるサインの「でんき警報」などマークがひと目で分かるので、ゲーム感覚で電気代を安く抑えられるでしょう。

基本情報

出典：Looopでんき
※1　本キャンペーンは、予告なく変更または終了する場合がございます。

TERASELでんき

TERASELでんきは、伊藤忠系列の株式会社エネクスライフサービスが提供する新電力です。電力消費量に合わせてプランを選べるため、電気代を節約できます。

消費電力がそこまで多くない家庭の場合、全ての使用量帯で単価が安くなる「TERASELでんきプラン」が良いでしょう。

さらに、TERASELでんきを継続して利用すると、電気料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。

出典：TERASELでんき公式サイト

idemitsuでんき

idemitsuでんきは出光興産株式会社が提供している電力サービスです。一般家庭向けの「Sプラン」と、オール電化向けの「オール電化プラン」の2種類あります。

他にも、カーオプションを選ぶと1ヶ月に100リットルまでガソリン代が2円/L引きになります。電気自動車の場合は、月の電気代が200円引きになるためお得です。

出典：idemitsuでんき公式サイト

石川県での電気会社の選び方

供給エリアであるか

石川県で電気会社を選ぶ際は、まず住んでいる場所が供給エリア内かをチェックしましょう。

石川県の場合は、北陸電力の提供エリア内であれば契約できます。ただし、県境や地方が変わる地域の場合はエリア外になることもあるため注意が必要です。

料金は安いか

電気料金を抑えるために新電力を検討する際は、切り替え後にどれくらい安くなるか料金プランを確認することが大切です。

電力会社が提供するプランが適しているか判断するため、まずは1ヶ月の電気使用量を確認しましょう。契約している電力会社から届く検針票を確認すると、電力消費量が分かります。

生活スタイルに合うプランが提供されているか

電力会社や料金プランが、家庭の生活スタイルに合うかも確認する必要があります。新電力によっては、電力の使用帯によって単価が大きく変わるケースが多いです。

家族の人数が多い家庭など、1ヶ月の電力消費量が300kWhを大幅に超える場合もあるでしょう。このようなケースでは、300kWh超の使用帯の単価が安くなるプランが適しています。

他にも、利用金額に応じて楽天ポイントやdポイントが貯まるプランもあります。そのポイントを有効活用できる関連サービスを利用している場合に適しています。

キャンペーン・お得な特典は用意されているか

電力会社には、契約時に適用されるキャンペーンや、関連サービスをお得に利用できる特典があるプランもあります。

例えば、新規契約すると「〇ヶ月間、基本料金が無料になる」というキャンペーンを実施していることが多いです。

ただし、キャンペーンには有効期限が設定されているものが多いため注意してください。他にも、電力会社によってお得な特典が用意されていることも多いです。

例えば、鉄道会社のプランでは、定期券の料金が割引になるものがあります。同様にガソリンスタンド関連の電力会社の場合は、ガソリンの価格が値引きされるものもあります。

違約金等は発生しないか

電力会社を切り替える際は、契約期間や違約金の有無を確認することも重要です。会社によっては契約期間内での解約により、違約金・解約金が発生するケースがあります。

他にも、契約時に手数料がかかることも珍しくありません。契約時・解約時に費用が発生する電力会社の場合、もし不具合が発生した際に元へ戻しにくくなります。

シミュレーションをしやすいか

電力会社によっては、公式サイトに料金シミュレーターなどのツールがあります。活用することで手軽に電気代の予想額を算出できるため、どれだけ安くなるかなどを比較しやすいです。

基本的に電気代を試算する際は、月間の消費電力量から各使用帯に分け、それぞれの料金を計算する必要があります。

例えば、電力量料金が一律のプランであれば簡単に計算できます。これ以外のケースでは、より精度が高い試算をするためにツールを確認しましょう。

石川県で電気会社を切り替える際の注意点

石川県で電力会社を切り替える際は、まず居住エリアで利用できるかを確認しましょう。基本的に北陸電力に対応している電力会社であれば、問題なく契約できます。

しかし、ガスとセットにして割引を受ける場合は、ガスの供給エリアも確認しなければなりません。

他にも、契約後にすぐ引っ越しをする予定がないかという点も重要です。契約してから新しい電気を利用できるようになるまで1ヶ月近くかかります。

新電力によっては短期間で解約すると違約金が発生することもあります。直近で引っ越しをする予定がある人は、転居先で契約手続きをした方が手間は少ないです。

まとめ

今回は石川県の平均電気代について徹底解説しました。結論、石川県金沢市の1ヶ月あたりの平均電気代は13,551円であることがわかりましたね。

節約するには細かい作業になりますが、電化製品のお手入れや買い替え、こまめにプラグを抜いたりすることです。これらを徹底することで多少毎月の電気代を抑えられるでしょう。

ですが、細かいことが苦手な人は契約内容を見直したり、そもそもの契約事業者から新電力会社へ乗り換えるのも手です。