ウォーターサーバーのお湯や冷水がすぐ出る仕組み|基本構造・原理

コマーシャルや商業施設のキャンペーンなどにより、ウォーターサーバーは広く知られた存在になりました。オフィスや一般家庭で導入しているところも少なくありません。

ウォーターサーバーは冷水と熱湯がいつでも供給できるのが魅力ですが、なぜいつでもお湯が出るのか疑問に感じている方もいることでしょう。

そこで今回はウォーターサーバーの仕組みについて詳しくみていきます。

原理や供給の仕組みも解説していますので、導入を検討している人はぜひとも参考にしてみてください。
本記事の監修者

高納 誠知

高納さんアクアソムリエ

水栓メーカーに約14年勤務し、浄水器(家庭用/業務用)・シャワーヘッド・水栓バルブ等の水まわり品の開発・製造・販売を行う。
現在はナノバブル製品開発メーカーに参画し、LPガス、住宅設備機器の販売・工事に携わる傍ら、独自技術のナノバブル製品の開発・製造・販売を行う。
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ウォーターサーバーの基本的な構造(原理)

まずはサーバーのなかがどうなっているのか、構造について簡単にみていきます。ウォーターサーバーは冷水と温水の両方がいつでも出ますが、これはふたつのタンクが用意されているからです。

ボトルの水は冷やすものと温めるものにわけられます。それぞれ一定の温度でキープできる設定にしているため、すぐに温水と冷水を出すことができます。

レバーもふたつ用意されているものもあれば、ひとつで両方を兼用するモデルもありますね。

コック式のほかにもタッチパネルで操作するような機種も出てきていますね。

温水の出る仕組み

サーバーから熱湯が出るのは電気ポットと一緒の仕組みです。タンクにあるヒーターに電気を流し、発熱させて水を温めます。一昔前までのサーバーだといったん冷水タンクにお水を入れて、そこから温水タンクに移す構造になっていました。

 熱湯になるまでに時間がかかっていたためそのぶん電気料金も余計にかかってしまっていました。

現在は冷水と温水でタンクが分離しています。少量のお水を効率的に温められ、時間の短縮化に成功しました。

現在のモデルなら水を充填してから、30~40分もすれば熱湯が出るのが一般的です。

冷水の出る仕組み

一方冷水については、サーバーの機種によって冷し方が異なります。現在出回っているサーバーをみると、通常次の2種類のうちのいずれかを採用しています。

冷水方法の種類
  • 電子式
  • コンプレッサー式

それぞれどのようなアプローチで水を冷やしているのか、以下で詳しくみていきましょう。

電子式

電子式とは簡単にいうと電力で水を冷やす仕組みです。タンクの中にモジュールがついているので、そこに電気を流して冷していきます。

水が冷えるまで時間がかかるのが短所ですが、消費電力は少ない傾向にあるので節約志向の方におすすめですね。

コンプレッサー式

コンプレッサー式とは圧縮機を使って冷す手法です。冷媒ガスが入っているので圧縮したものを循環させて、この際に生じた気化熱を使って冷やします。

電子式と比較して短期間で冷却できることが特徴です。しかし基本的に電力を電子式よりも使ってしまうので、若干電気代が割高になる傾向があります。

構造的にはエアコンや冷蔵庫が冷える仕組みと一緒ですね。

多機能化しつつあるウォーターサーバーの仕組み

基本的に冷水と温水の出てくるウォーターサーバーは、近年において多機能化が進んでいます。機種によって異なりますが、代表的なものとして以下のようなものがついている機種が増えています。

主要な機能
  • 温度調節
  • 再加熱
  • エコモード
  • クリーン機能
  • チャイルドロック

それぞれどのような機能なのかについて以下で詳しくみていきましょう。サーバー選びをするときにはなにがついていると重宝するかを、判断基準に加えてみることがおすすめです。

温度調節

通常ウォーターサーバーは、冷水と温水の2タイプです。しかしより細かく温度をわけられるような機種もあり、弱冷水や弱温水で計4コースというモデルもあります。

「冷たいお水を飲みたいものの冷たすぎる」

「熱湯すぎて置いておかないといけない」

上記のような不満を抱える人もいることでしょう。その際に4段階にわかれていれば、より細かなニーズにも応えられます。

赤ちゃんのミルクを作る際などにもお使いいただけます。

再加熱

再加熱とは温水をさらに温められる機能で、通常温水は80~90度が相場です。再加熱すればより温度が高いお水(熱湯)になります。

たとえばカップラーメンを食べる際には温水は不十分で、沸騰しているお湯を使いたいところです。そういったときには再加熱機能つきのモデルを導入しましょう。

再加熱は専用のボタンがあるので、それを押すだけです。機種によって異なりますが、おおよそ1~2分もすれば完成します。

熱めのコーヒーやお茶を飲みたいという人も重宝しますね。

エコモード

エコモードはその名のとおり、電力節約機能のことです。冷水をやや高め・温水はやや低めの温度に抑制することで、消費電力をセーブできます。

 たとえば睡眠中や外出中エコモードにすれば、無駄な電気料金を払う必要がなくなります。

冷たすぎるお水や熱すぎるお湯が必要なければ、四六時中エコモードにしてもかまいません。そうするとさらに大きな電気代節約効果が見込めるでしょう。

照明を消すとセンサーが察知して、自動的にエコモードに切り替わるモデルもありますよ。

平均して7~10%、機種によっては30%以上の節約効果も期待できるでしょう。

クリーン機能

サーバー内部には水の通り道になる、パイプが内蔵されています。

長く使っているとパイプのなかが汚れるのではないかと、不安になる人もいるでしょう。

現在出ているサーバーのなかには、クリーン機能の搭載されているものも多くあります。文字どおり機械内をきれいにすることで、安全性の高いお水を飲める機能です。具体的な仕組みとして、いくつかの方式があります。

クリーン機能の例
  • フィルターで空気内の不純物を除去する
  • 熱湯を循環させることで殺菌する
  • 光で内部を除菌する

さまざまな方式があるので、こちらで候補の絞り込みをする方法もあるでしょう。

赤ちゃんなど小さなお子さんのいる家庭だと、安全性が高いお水にこだわりたいですよね。

チャイルドロック機能

冷水や温水をうっかり誤って出さないようにできる、ロック機能のことです。とくに温水は80度以上とかなりの熱湯なため、手にかかればやけどの危険もあります。

子どもはいたずら心や好奇心で、レバーを触ってしまう危険性があります。ロックをかけておけば、レバーを触っても熱湯が出ないので、いたずらによる火傷を防ぎやすくなるでしょう。

トップや背面など、ロック解除ボタンが子どもの手の届きにくいところにレイアウトされているモデルもあります。

温水だけロックするモデルや、後からチャイルドロックを追加で取りつけられるモデルもありますよ。

ウォーターサーバーの水供給の仕組みを解説

サーバーがあるだけでは水は飲めません。なかに水をセットすることで、冷水や温水が自由に飲めます。この供給される水は大きく3タイプに分類できます。

水供給の仕組み
  • 宅配型
  • 給水型
  • 水道直結型

それぞれどのような仕組みで水が供給されるのかについて、以下で解説していきましょう。

宅配型

オーソドックスなタイプです。定期的にウォーターサーバー業者から自宅などに水がボトルで届きます。これを皆さんがサーバーにセットすることで飲める仕組みです。

どこに設置するかは、機種によって異なります。上にセットするものもあれば、内部にセットする機種もみられます。定期的に水が届くので、いざという時にお水がないといった事態を回避できるでしょう。

災害用の備蓄水としても活用できますね。

業者によっては1か月当たりの最低注文本数が決まっていることもあるので、注意してくださいね。

給水型

給水型は自分でタンクに水を入れる方式です。

 スーパーなどで販売されているミネラルウォーターなどを購入して、自分でセットしなければなりません。

このタイプはタンクが宅配型と比較して、小さく設計されているものが多くなっています。また自分で用意しなければならないので、負担が大きいといえるでしょう。

水道直結型

水道直結型は、水道をサーバーにつなげることで利用するタイプです。水道のレバーを操作するだけで、いつでもお水が飲めます。ボトルをセットする必要がありません。

 ただし水道管と直接接続するので、初期工事が必要です。工事が必要かどうかは、事前に確認しておいた方がよいでしょう。

原状回復できるタイプであれば、賃貸物件でも使用できますよ。

安全性の高いお水が飲める仕組みについて紹介

ウォーターサーバーのお水は毎日飲むものなので、安全な水であってほしいと思うことでしょう。主要なウォーターサーバー業者は、水の安全性についてもこだわっています。

多くの業者で導入しているのが、RO膜と呼ばれるものです。

以下、RO膜の仕組みとなぜ安全性が高くなるのかについてご紹介していきましょう。

RO膜とは?

RO膜とは逆透過膜とも呼ばれる、水をろ過する技術です。水の分子より大きな不純物であれば、ほとんど除去できるといわれています。

このようなろ過をした水を自宅で手軽に飲めるのがウォーターサーバーの魅力です。

不純物除去に気を遣ってくれるのは嬉しいですね。

取水地の基準を厳しく設けているところも

ウォーターサーバー業者のなかには、取水地の安全基準を独自でも受けているところもあります。なかには農林水産省の基準よりも厳しい条件を課している会社もあるほどです。

外部検査機関に委託して、第三者による放射能検査を実施しているところもみられます。

天然水水道水よりも細かな検査項目でチェックしている業者も多いですよ!

ウォーターサーバーのレンタル料が無料になる仕組みを解説

ウォーターサーバーのホームページやチラシなどを見てみると、「無料」や「0円」というワードを頻繁にみるかもしれません。これはサーバーのレンタル料が無料という意味のものが多いです。

レンタル料無料でどうしてビジネスができるの?

別のところでお金を取られるんじゃないかしら?

このような疑問が出てきても無理はないでしょう。なぜサーバーのレンタル料を無料にできるのか、その仕組みについて解説します。

レンタル料無料は別のところで回収できるから

なぜレンタル料無料でサービスできるのか、それは別のところで無料のマイナス分をリカバリーできているからです。主なものとして、以下の項目があります。

無料にできるからくり
  • 水の代金でサーバー代を回収できる
  • 解約手数料を設定している

サーバー代を無料にしている会社は、水の料金でサーバー代金を回収できると考えています。この考え方は多くの業者にとってメジャーなものといえます。

サーバー代を無料にすることで初期費用を抑えられます。その結果、気軽にウォーターサーバーを利用してもらうのが狙いです。

レンタル料無料に踊らされることなく、トータルのランニングコストで比較することがおすすめですね。

もうひとつは解約手数料で回収する仕組みです。業者のなかには契約期間が決められていて、その期間内に解約すると解約手数料などを徴収する仕組みになっています。

 解約手数料をみてみると、多くの場合で1~2万円程度とかなり高額な設定です。

単身赴任や大学入学など、一時的に引っ越す場合には解約期間はしっかりと確認しておきましょう。

主要な業者の条件をみてみるとおおよそ2~3年未満で解約すると、手数料の発生する料金システムになっているところが多い傾向にありますね。

配送料無料にも実は注意が必要

ウォーターサーバー業者のなかには、「配送料無料」としているところもあります。一見するとお得かもしれませんが、実は少し注意しなければいけないポイントがあります。

配送料は遠方になればなるほど料金は高めになるのが一般的です。全国一律配送料無料の場合もありますが、ほとんどの会社では離島など配送が難しい場所は別途料金を課しています。

「配送料を支払ったほうがお客さんにとってメリット!」と、アピールする業者も出てきていますね。

水代のみでOKという言葉をそのまま信じるのではなく、詳細までしっかりと確認するようにしましょう。

メンテナンス無料はおすすめ!

配送料無料は注意した方がよいものの、メンテナンス無料は良心的なメーカーといえます。業者選びのチェックポイントにしてみるとよいでしょう。

どれほどに優れた水質の水を提供していても、使い続けてサーバーのなかが汚れていたら元も子もありません。そこで無料で定期的にメンテナンスをしてくれる業者を利用すれば、いつでも清潔で美味しいお水が飲めます。

空気清浄装置が内蔵されているサーバーもあるから、その場合メンテナンスの必要がないのでは?

そのシステムが故障して作動しなくなることもありうるので、やはり無料でメンテナンスしてくれるところのほうが、清潔なお水を飲めるのではないでしょうか。

レンタル料有料のサーバーもある

なかにはサーバーのレンタル料を、別途で徴収している業者もあります。有料のモデルをみてみると、無料にはないメリットも期待できるでしょう。

有料のメリット
  • デザイン性に優れたモデルが多い
  • 多機能なモデルのものが多い

有料のモデルをみてみると、デザイン性に優れたものが多くなっています。部屋のなかに設置しても、スマートでスタイリッシュな感じに仕上がることでしょう。

有名なブランドとコラボした機種も出てきています。インテリアコーディネートにこだわりのある人は、あえて有料なモデルのなかから選ぶのも良いでしょう。

和を意識したデザインのものもあって、和室に設置しても違和感のないモデルもありますよ。

性能面で比較すると、有料モデルが優れている傾向もみられます。

 省エネ機能の優れた機種もあり、最大40%以上の省エネ効果のあるモードを搭載しているモデルも出ているのです。

ほかにも自動クリーニング機能が、有料コースに設置されている業者もあります。内部洗浄を定期的に行うなどの方法で機器をクリーニングします。

省エネ効果に優れていれば、電気代の節約効果の方がレンタル料よりも高いことも起こりえるでしょう。

レンタルサーバーを壊した場合は?

レンタルサーバーを誤って壊してしまった・不具合が起きた場合、弁償しなければならないのではと心配な人もいることでしょう。

業者によって対応は異なりますが、通常の使用の範囲内で発生した故障に対しては弁償する必要はありません

例えば、通常通り使用していて急に動かなくなった場合、弁償の対象にならないメーカが多い傾向にあります。メーカーにより対応が異なるので、契約前に規約を確認しておくとよいでしょう。

ただしサーバーを倒して壊したなど、故意・過失に基づく故障なら弁償の対象になりかねないので注意してくださいね。

ウォーターサーバーがおすすめな人

ウォーターサーバーは、幅広い用途や状況に役立てられます。ここでは、ウォーターサーバーがおすすめな人について解説します。

おすすめな人
  • 赤ちゃんや小さな子どもがいる人
  • 料理や飲み物にこだわりたい人
  • 水分補給をする習慣がある人
  • 自宅にいる時間が長い人

赤ちゃんや小さな子どもがいる人

温水が利用できるウォーターサーバーは、赤ちゃんや小さな子どもがいる人におすすめです。粉ミルクや離乳食を作る際に活用できます。赤ちゃんから目を離せない親にとっては便利な機能です。

ウォーターサーバーがあれば、子どもに水を飲むように習慣化させられるメリットもあります。

料理や飲み物にこだわりたい人

ウォーターサーバーは、普段の料理や飲み物にこだわりたい人にも最適です。実際に「天然水やミネラルウォーターでお米を炊くと、水道水で炊いたお米よりおいしいと感じる」という意見が多く上がっています。

 お味噌汁や煮物などは軟水に適した料理のため、和食にこだわりたい人にもおすすめです。

また、コーヒーやお茶も淹れる際も、品質や味にこだわれます。水道水を使用するよりも、コーヒーやお茶の香りや風味をより際立たせることが可能です。

水分補給をする習慣がある人

水分補給をする習慣がある人にもウォーターサーバーはおすすめです。ペットボトル水を飲む場合、冷蔵庫に保管できる数が限られることはもちろん、スーパーやドラッグストアなどに購入しに行く手間もかかります。

しかし、ウォーターサーバーが自宅にあれば、ミネラルがバランスよく配合された水を小まめに飲むことが可能です。

今は水分補給が習慣化されていない人も、ウォーターサーバーを導入すれば、水を飲むことを習慣にできるのでおすすめです。

自宅にいる時間が長い人

ウォーターサーバーは、新型コロナウイルスの影響でテレワーク勤務が増えた人や、専業主婦で自宅にいる時間が長い人などもウォーターサーバーの利用を推奨します。

 「テレワーク勤務の休憩時間にコーヒーを淹れよう」となったときも、お湯のコックをひねるだけで簡単にコーヒーが作れます。

また、手軽においしい冷水も飲めるので、暑い夏でも快適に過ごせます。

おすすめなウォーターサーバー

プレミアムウォーター

amadanaスタンダードサーバー

プレミアムウォーターのおすすめポイント
  • 4つのプランから選べるから自分に合うウォーターサーバーが見つかる
  • 採水地から非加熱処理の天然水を使用しているから美味しくて飲みやすい
  • シンプルで洗練されたデザインだから使いやすい
  • チャイルドロック機能を搭載しているから子供がいても安全
  • ボトルは使ったらそのまま使い捨て!ボトル返却しなくていいから便利

プレミアムウォーターはお水の美味しさと利便性を持つウォーターサーバーです。

 プレミアムウォーターはウォーターサーバーの世界では珍しい非加熱処理された天然水を使用しているので、口当たりが良くまろやかさを感じられます。

利便性の面ではボトル使い捨てのワンウェイ宅配システムを利用しているので、飲み終わったらリサイクルゴミとして処分するだけで済みます。

メンテナンスも不要で、定期的に日ごろからお手入れ掃除することで毎日衛生的に使い続けられます。

電気代も月額約490円〜で飲むほどお水代に使えるポイントが貯まるので、美味しさとオトクさが欲しい人にはおすすめですね。
レンタル料金/月0円
月額のお水代(税込)
※1セット:12L×2本
もっとPREMIUMプラン:3,974円
famfit購入プラン:3,866円
ずっとPREMIUMプラン:4,082円
PREMIUMWATER MOM CLUB:3,758円
電気代/月約490円〜
設置工事不要
メンテナンス不要

よくある質問

ウォーターサーバーの基本的な構造は?
ウォーターサーバーは、ふたつのタンクが用意されており、冷水と温水の両方を出すことが可能です。レバーはふたつ用意されているタイプもあれば、ひとつで冷水・温水が兼用できるタイプもあります。
ウォーターサーバーで温水が出る仕組みは?
ウォーターサーバーから温水が出るのは、電気ポットと同様の仕組みがあるためです。タンクに搭載されているヒーターに電気を流して発熱させて、熱湯にします。最近のモデルであれば、水を入れてから、30~40分程度で熱湯が出せます。
ウォーターサーバーで冷水が出る仕組みは?
冷水が出る仕組みは、電力で冷やす「電子式」と圧縮機を使って冷やす「コンプレッサー式」があり、ウォーターサーバーの機種によって異なります。コンプレッサー式のほうが電子式よりも、短期間で冷却できます。ただし、電子式より電力を使用するため、電気代は高くなる傾向があります。
多機能化しつつあるウォーターサーバーの仕組みは?
ウォーターサーバーは、機種によって搭載されている機能は異なりますが、多機能化が進んでいます。代表的な機能としては、温度調節、再加熱、エコモード、クリーン機能、チャイルドロックなどが上げられます。温度調節やチャイルドロック機能は、赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭には欠かせない機能です。
ウォーターサーバーの水供給の仕組みは?
ウォーターサーバーの水供給の仕組みは、宅配型、給水型、水道直結型の大きく3つのタイプに分類されます。オーソドックスなタイプは宅配型で、ウォーターサーバーの業者から定期的に水ボトルが届く仕組みです。業者によっては、月に注文する本数が定められている場合もあるので、注意が必要です。
安全性の高いお水の飲める仕組みは?
ウォーターサーバーの業者の多くは、RO膜を導入しており、水の安全性にこだわっています。また、なかには取水地の安全基準を独自でも受けている業者もあります。
天然水や水道水よりも厳しい検査項目を設けているメーカーも多く存在します。
ウォーターサーバーのレンタル料が無料になる仕組みは?
ウォーターサーバーのレンタル料が無料になるのは、他の部分で無料のマイナス分をカバーできているためです。例えば、水の料金でサーバー代を回収したり、解約手数料を設定したりして、レンタル料をリカバリーしています。

まとめ

今回はウォーターサーバーの仕組みについて、詳しくみていきました。電気ポットなど従来の家電製品の仕組みを応用していて、比較的シンプルに作られていることがわかるでしょう。

ウォーターサーバーのなかには、レンタル料無料のものも多くあります。しかしほかの料金に無料分を上乗せする仕組みをとっている業者もあるので、トータルコストでお得なものをみつけるとよいでしょう。

編集者・執筆者情報

暮らしとお水

執筆者 暮らしとお水制作・運営チーム

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