福岡・九州地方にお住まいで電気代を節約したいと考えているなら、新電力会社への乗り換えがおすすめです。ただし、ライフスタイルや世帯人数によって適切な電力会社が異なるので、比較・検討した上で切り替える必要があります。
そこで今回は、福岡・九州で安いおすすめの新電力会社4選を一覧表で比較し、電力会社を選ぶ際のポイントを紹介します。
政府が2024年2月に公表した最新データを元にした九州の平均電気代や、乗り換え手順、注意点などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Looopでんき💡
✅日中・深夜は電気代が安い!
✅オプション「eneco」で環境に配慮した電気を使える
✅沖縄本島を含む全国で利用できる!※離島は対象外
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監修者 |
環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援をしているRAUL株式会社 代表取締役社長。複数の社団法人で理事を務める他、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション促進委員会の委員のひとりでもある。 著書に |
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Contents
【2024年最新】九州地方でおすすめの電力会社4選
※当ページの比較基準については「暮らしとお水」新電力会社のランキング根拠と比較基準をご覧ください
当記事で紹介している新電力会社の情報はこちらからご覧いただけます。
Looopでんき
- 基本料金・燃料費調整額が0円
- 従量料金は30分ごとに変動
- 料金単価が安い時間帯に電気をまとめて使えば節約できる
- 九州エリアを含む全国で利用できる
- いつ解約しても、解約金・違約金は0円
Looopでんきは、東日本大震災の被災地に、太陽光発電を設置するボランティア活動から生まれた新電力会社です。家庭向け料金プラン「スマートタイムONE(電灯)」は、基本料金・燃料費調整額が無料となっています。
変動する料金単価は、無料の専用アプリで簡単に確認可能です。
また、九州電力エリアを含む全国でサービスを提供しているので、引越し後も継続して利用しやすいのもメリットといえます。
メリット | デメリット |
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基本情報
基本料金(税込) | 0円 |
電力量料金(税込) | 30分ごとに変動 |
プラン(九州エリア) |
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対応エリア | 北海道電力・東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力 |
違約金(税込) | なし |
運営会社 | 株式会社Looop |
参照:公式サイト
新日本エネルギー
- 地域の電力が使えるため、地域貢献ができる
- 料金プランは3種類
- 工事の立ち会いが不要
新日本エネルギーは、工事や立ち会いは不要な新電力会社です。面倒な手続きなくスムーズに乗り換えたい方におすすめです。
現在、九州エリアでは以下の3種類の料金プランを展開しており、新ネクストバリュープランのみ新規申し込みを受付けています。
- 新ネクストバリュープラン電灯B
新ネクストバリュープラン電灯Cネクストプラン低圧電力
メリット | デメリット |
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基本料金(税込) ※新ネクストバリュープラン電灯B・九州エリアの場合 |
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電力量料金 ※新ネクストバリュープラン電灯B・九州エリアの場合 (契約容量30A・1kWhにつき・税込) |
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プラン(九州エリア) |
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対応エリア | 北海道電力・東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力 ※沖縄及び離島は対応エリア外 |
違約金(税込) | 9,900円 |
運営会社 | 株式会社NEXT ONE |
参照:公式サイト
HTBエナジー
- ライフスタイルに合わせた5つのプランを用意
- 基本料金・従量料金が一律でわかりやすい
- 暮らしのトラブルをサポートしてくれるサービスが無料付帯
HTBエナジーは、九州エリアで「ベーシックプラン」「ママトクプラン」「ぜんぶでんき」「MUSUBIプロジェクト」「LOVE地球」の5種類のプランを選べる新電力会社です。
ママトクプランでは、朝6時〜8時・夜7時〜9時・夜10時〜12時の3つの時間帯から、無料にしたい時間帯を選べます。
オール電化向けの「ぜんぶでんき」や、支援したいパートナーに寄付できる「MUSUBIプロジェクト」など、基本のベーシックプランのほかに、自分に適したプランを選べるのも、HTBエナジーの魅力です。
メリット | デメリット |
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基本料金(税込) ※ベーシックプラン・九州エリアの場合 | 550円 |
電力量料金(税込・1kWhにつき) ※ベーシックプラン・九州エリアの場合 | 25.20円 |
プラン(九州エリア) |
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対応エリア | 北海道電力・東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力 ※沖縄及び離島は対応エリア外 |
違約金(税込) |
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運営会社 | HTBエナジー株式会社 |
TERASELでんき
- 契約時に4,000円相当の特典7つから1つ選べる※2024年6月30日まで
- 毎月の電気代200円(税込)ごとに1円相当の楽天ポイントが貯まる
- Webから簡単に申し込める
- 60年以上の歴史があるエネルギー商社「伊藤忠エネクスグループ」が提供
- 期間限定でお得なキャンペーンを開催
TERASELでんきは、毎月の電気代200円(税込)ごとに1円相当の楽天ポイントが貯められる新電力会社です。楽天ポイントをコツコツ貯めたい人におすすめできます。
また、期間によっては契約時に受け取れる特典が2倍になったり、節電成功で特典を受け取れたりするキャンペーンを開催しています。
契約時だけでなく、契約後も利用できるキャンペーンを開催しているのは、利用者にとって非常に嬉しいメリットといえるでしょう。
メリット | デメリット |
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基本料金(税込)※超TERASEL九州Bの場合 |
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電力量料金(税込)※超TERASEL九州Bの場合 |
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プラン(九州エリア) |
など |
対応エリア | 北海道電力・東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力 ※沖縄及び離島は対応エリア外 |
違約金(税込) | なし |
運営会社 | 株式会社エネクスライフサービス |
参照:公式サイト
【九州電力エリア】電力会社の選び方
電力会社を選ぶ際には、チェックすべきポイントがあります。ここでは、福岡・九州電力エリア向けの電力会社の選び方について解説します。
- 料金プランをチェック
- 供給エリアをチェック
- セットプランをチェック
- キャンペーンをチェック
- 支払い方法をチェック
1.料金プランをチェック
電力会社を選ぶ際には、料金プランをチェックすることが大切です。電力自由化以降は、一般的に普及されてきた「従量電灯プラン」以外にも、多くのプランが提供されています。
2.供給エリアをチェック
電力会社を契約する際には、自分の住んでいる地域が供給エリアに該当しているのかをチェックしましょう。
3.セットプランをチェック
電力会社を検討する際には、セットプランのチェックも欠かせません。電力会社によっては、ガスや携帯、インターネットなどとセットで契約できる「セットプラン」を提供しています。
4.キャンペーンをチェック
電力会社を選ぶ際には、キャンペーンの内容、適用条件、開催期間などをチェックもしましょう。
5.支払い方法をチェック
電力会社を検討する際には、支払い方法もチェックしましょう。電力会社によっては、クレジットカード決済のみしか受け付けないところもあります。
そのため、口座振替や銀行振込、コンビニ払いなどを利用したい人は、自分が希望する支払い方法はあるか、契約前に確認しておきましょう。
【九州エリア】電気料金の平均は?
下表は、二人以上世帯の九州地方と全国の平均電気代を比較したものです。
二人以上の世帯 | 九州地方の平均電気代(月額) | 全国の平均電気代(月額) |
2019年 | 9,960円 | 10,825円 |
2020年 | 10,077円 | 10,671円 |
2021年 | 10,538円 | 10,317円 |
2022年 | 11,894円 | 12,678円 |
2023年 | 10,605円 | 12,265円 |
2023年の九州地方平均は、全国平均よりも1,660円ほど下回っていることがわかります。
しかし、2022年より安くなったとはいえ、2021年以前と比較すると電気代はやや高い状態です。少しでも電気代を安くしたいなら、新電力会社への乗り換えを検討してみましょう。
新電力会社は大手電力会社よりも料金が安い傾向があるため、電気代を抑えられます。
参照:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」
【福岡・九州エリア】新電力会社に乗り換えるメリット
新電力会社には、大手電力会社にはないメリットが多くあります。ここでは、新電力会社のメリットについて解説します。
- 毎月の電気代を抑えられる
- セット割でお得に利用できる
- ライフスタイルに合わせたプランを選択できる
- ポイント還元やキャンペーンなどの特典を受けられる
- 環境に配慮した発電方法を選べる
- 電気の使用量を把握しやすい
1.毎月の電気代を抑えられる
新電力会社に乗り換えると、毎月の電気代を抑えることが可能です。新電力会社は、電力自由化に伴った価格競争によって、さまざまなお得な料金プランを提供しているためです。
2.セット割でお得に利用できる
セット割でお得に利用できる点も、新電力会社のメリットといえます。ガスや携帯、インターネットなどの他のサービスとセットで契約できる「セット割」を提供している会社があります。
セット割は、料金がお得になること以外に、支払管理を一本化できるといったメリットもあります。
3.ライフスタイルに合わせたプランを選択できる
ライフスタイルに合わせたプランを選べる点も、新電力会社のメリットです。電気の使用量や時間などは人によって異なるため、使い方に合わせたプランや電力会社を選びましょう。
電気の使用量が多い場合は定額制のプラン、日中は仕事で家にいない場合は時間帯別プランなど、自分の生活スタイルやリズムに合ったプランを選ぶことが大切です。
4.ポイント還元やキャンペーンなどの特典を受けられる
ポイント還元やキャンペーンなどの特典を受けられる点も、新電力会社ならではのメリットです。
電気代を支払うたびにポイントが付与されたり、申し込み時にキャッシュバックを受けられたりするなど、特典内容はさまざまです。
5.環境に配慮した発電方法を選べる
環境に配慮した発電方法を選べる点も、新電力会社のメリットです。新電力会社によっては、再生可能エネルギーを用いているため、環境保全に貢献できます。
6.電気の使用量を把握しやすい
電気の使用量を把握しやすい点も、新電力会社のメリットです。新電力会社は、スマートメーターで電気使用量を把握しているため、電力会社のマイページより電気使用量を確認できます。
九州で一人暮らしした時の電気代は?
総務省の「家計調査(2023年)」によると、一人暮らし世帯の電気代平均は、全国で6,441円/月、九州・沖縄地方で5,513円/月という結果となっています。
下表は、全国の単身世帯の平均電気代です。九州・沖縄地方は、全国平均より月928円ほど安く、他の地域よりも電気代がかかりにくいといえるでしょう。
九州・沖縄地方 | 5,513円/月 |
全国平均 | 6,441円/月 |
北海道・東北地方 | 8,103円/月 |
関東地方 | 6,635円/月 |
北陸・東海地方 | 7,252円/月 |
近畿地方 | 6,052円/月 |
中国・四国地方 | 7,394円/月 |
季節別の電気代を全国平均と比較!
季節別に全国の電気代と比較すると、九州・沖縄地方の電気代平均は全体的に全国より安い傾向です。
単身世帯 | 九州・沖縄地方の電気代平均 | 全国の電気代平均 |
---|---|---|
1月〜3月 | 7,493円 | 9,340円 |
4月〜6月 | 4,813円 | 5,486円 |
7月〜9月 | 5,251円 | 5,842円 |
10月〜12月 | 5,125円 | 5,833円 |
特に1〜3月期の電気代が全国平均より大きく安い傾向を示しているのは、九州地方の冬が比較的温暖な気候なため、暖房は設定温度を低めに設定できることが要因と考えられます。
【九州電力エリア】電気料金の構成
電気代を抑えたい人や電力会社の乗り換えを検討している人などは、まずは電気料金の構成について理解しておくべきです。ここでは、電気料金の構成について解説します。
- 基本料金
- 従量料金(電力使用量)
- 燃料費調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
1.基本料金
基本料金は、契約アンペア数に応じて決まる「アンペア制」と、1つの契約ごとに料金を設定する「最低料金制」の大きく2つに分けられます。
一方で、最低料金制は、最低料金に含まれている電力を超えた場合、その分料金を支払う必要があります。
2.従量料金(電力使用量)
1kWhあたりの料金単価が設定されるため、月に使用した電力量に比例して従量料金が発生する仕組みとなっています。
3.燃料費調整額
燃料費調整額とは、火力発電に用いる燃料の価格変動を反映させるために、毎月変動する調整額のことです。
4.再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、電力会社が買取りにかけた料金を、電気料金の一部として利用者に請求する料金のことです。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再エネ賦課金と略されて呼ばれることもあります。
【福岡・九州電力エリア】新電力会社に乗り換える手順・流れ
新電力会社に乗り換える際には、まずは手順を把握することが大切です。ここでは、福岡・九州エリアで新電会社に乗り換える際の手順について解説します。
- 乗り換え先の新電力会社を選ぶ
- 乗り換え先の新電力会社へ申し込む
- 未設置の場合、スマートメーターの設置工事を実施する
- 利用を開始する
1.乗り換え先の新電力会社を選ぶ
新電力会社に乗り換える際には、まずはどこの新電力会社に乗り換えるのかを検討しましょう。
気になる新電力会社をピックアップして、それぞれの公式サイトで料金シミュレーションを行いましょう。
2.乗り換え先の新電力会社へ申し込む
乗り換え先の新電力会社が決定したら、申し込みの手続きを進めましょう。申し込み方法は、インターネットや電話、サービス窓口など、電力会社によって異なります。
申し込みを行う際には、個人情報のほかに、契約中の電力会社の情報も入力するため、準備しておきましょう。
- 契約中の電力会社名
- 契約中の電力会社のお客様番号
- 供給地点特定番号
- 契約容量(アンペア制の地域)
契約中の電力会社の解約の手続きは、乗り換え先の新電力会社が行ってくれるため、自分で行う必要はありません。
3.未設置の場合、スマートメーターの設置工事を実施する
契約する住まいにスマートメーターが未設置の場合は、スマートメーターの設置工事を実施する必要があります。
4.利用を開始する
スマートメーターの設置工事が済み、申し込みの手続きがすべて完了したら、新電力会社の利用を開始できます。
時期や混雑状況によってもさまざまですが、通常は申し込みから利用開始までは2週間程度とされています。
九州エリアで新電力会社に乗り換える際の注意点
新電力会社に乗り換える際には、気を付けるべき点を把握しておくことが必要です。ここでは、福岡・九州エリアで新電力会社に乗り換える際の注意点について解説します。
- 供給エリアを確認する
- 契約年数に縛りや違約金を確認する
- プランや使い方によっては安くならない可能性もある
- 電力会社が倒産するリスクがあることを心得ておく
1.供給エリアを確認する
新電力会社に乗り換える際には、住んでいる地域が供給エリアに含まれているかを確認しましょう。電力会社によって供給エリアは異なるため、あらかじめ把握しておく必要があります。
2.契約年数に縛りや違約金を確認する
新電力会社への乗り換えを検討する際には、契約年数や違約金の発生の有無をチェックしましょう。契約年数の縛りを設けている電力会社もあるため、注意が必要です。
3.プランや使い方によっては安くならない可能性もある
新電力会社に乗り換えても、プランや電気の使い方によっては料金が安くならない可能性もあります。そのため、自分や家族の生活に合わせた料金プランを選ぶ必要があります。
一方で、世帯数が多く電気の使用量が多い場合は、料金が抑えられるので、お得に利用できます。
4.電力会社が倒産するリスクがあることを心得ておく
新電力会社へ乗り換える際には、電力会社が倒産するリスクがあることを心得てから契約を進めましょう。
倒産してすぐに電気は止まりませんが、新たな電力会社と契約しなければなりません。契約するまでの間は、送配電部門の電気事業者に料金を支払う必要があるので料金が高くなります。
よくある質問
Looopでんきがおすすめです。基本料金・燃料費調整額が0円のシンプルな料金体系が魅力の新電力会社です。電力量料金が30分ごとに変動するため、供給が需要を上回りやすい日中や深夜の電気代が安いのも特徴です。電気代が安い時間帯にまとめて電気を使えば、より電気代を節約できるでしょう。
まとめ
今回は九州・福岡エリアでおすすめの新電力会社4選を紹介しました。電力会社は様々あるので、迷われる方が多いと思いますが一番良いのは自分の生活スタイルに合う電力会社を選ぶことでしょう。
また、乗り換えを検討している人の中には、契約中の料金プランに不満があるのかもしれません。新電力会社なら目的別に豊富な料金プランが用意されているのでぜひプラン内容を細かくチェック・比較してみてください。
新電力会社はその会社が提供するガスサービスとのセット利用でセット割引が適用されるところもありますよ。
執筆者 暮らしとお水制作・運営チーム
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