新潟県は中部・北陸地方の中でも東北エリアに近く、気温が比較的低いエリアです。
都国冬は暖房家電の消費量が多くなるため、電気代が高くなる傾向にあります。地域によっては降水量が多く、乾燥機を頻繁に使う家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新潟県で電気代の節約効果が見込めるおすすめ電力会社を紹介します。
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監修者 |
環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援をしているRAUL株式会社 代表取締役社長。複数の社団法人で理事を務める他、環境省 地域再省蓄エネサービスイノベーション促進委員会の委員のひとりでもある。 著書に |
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Contents
【電気代】新潟県の電気代は平均いくら?
総務省の家計調査「都市階級・地方・都道府県庁所在市別」によると、新潟県新潟市の1ヶ月あたりの平均電気代は10,893円と示されています。
全国の平均電気代は、10,222円であるため、新潟市の平均電気代は全国平均よりも若干高いことがわかります。
※出典:政府統計 2023年 家計調査 / 家計収支編 総世帯
新潟県の気候は?
気象庁「新潟県の気象の特徴」によると、海岸部の年間降水量は1,500~2,000mmで、山沿いでは3,000mmを越える地域もあります。
冬は気温が低い傾向があるため、降雪量が多くなり、電化製品の使用時間が長くなることから電気代が高くなります。
気温が30℃を超えることもありますが、蒸し暑さは少なく、過ごしやすいため、電気代を抑えられます。
※出典:気象庁 新潟県の気象の特徴
新潟の電気代を世帯別に比較!
新潟で電気を使用する人の中には、新潟の電気代が気になる人も多いでしょう。ここでは、世帯別の平均電気代を解説します。
一人暮らしの場合
2023年に行われた「家計調査」によると、一人暮らし(単身世帯)の場合の1ヵ月の平均電気代は以下の通りに示されています。
地方 | 1カ月の平均電気代 |
---|---|
全国 | 6,726円 |
北陸・東海地方 | 7,252円 |
北海道・東北地方 | 8,103円 |
※出典:家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年‐政府統計の総合窓口
新潟があるのは北陸地方ですが、電力会社は「東北電力」の管轄です。
政府の調査では、北陸・東海地方の1ヵ月の平均電気代は7,252円、北海道・北陸地方は8,103円となっています。全国平均は6,726円なので、いずれの地域も平均より高めの水準です。
二人暮らし以上の場合
2023年に行われた「家計調査」によると、二人暮らし以上の場合の1ヵ月の平均電気代は以下の通りに示されています。
地方 | 1カ月の平均電気代 |
---|---|
全国 | 12,265円 |
北陸地方 | 15,992円 |
東北地方 | 15,020円 |
新潟県のある北陸地方の二人暮らし以上の1ヵ月の平均電気代は15,992円で、全国平均の12,265円よりも高くなっています。
該当する地域電力会社である「東北地方」の平均電気代も15,020円と、全国よりも高水準です。
※出典:家計調査家計調査 / 家計収支編 / 二人以上の世帯 / 詳細結果表
【地方別】新潟の電気代を他の県と比較!
「自分の住む地方は、他の地方の電気代と比較してどうなのか」と気になる人も多いでしょう。ここでは、新潟の電気代を他の地方と比較して解説していきます。
地方別の平均電気代
2023年に行われた総務省統計局の「家計調査」によると、地方別の1ヵ月の平均電気代は、以下の通りに示されています。
地方 | 1カ月の平均電気代 |
---|---|
全国 | 10,222円 |
北海道地方 | 11,254円 |
東北地方 | 12,397円 |
関東地方 | 9,881円 |
北陸地方 | 13,096円 |
東海地方 | 10,517円 |
近畿地方 | 9,268円 |
中国地方 | 11,699円 |
四国地方 | 11,699円 |
九州地方 | 8,649円 |
沖縄地方 | 9,277円 |
新潟県が属する北陸地方の1ヵ月の平均電気代は10,517円、東北地方は12,397円と示されています。全国平均と比較すると電気代が高いことが分かります。
【節約】新潟県で電気代を安くするコツ
新電力会社を検討する
電気代を根本から見直したい場合は、電力会社を見直し新電力への切り替えがおすすめです。
電力自由化以降に電力を供給している会社を「新電力」と呼び、地域の電力会社以外も選べるようになりました。そこで、自身のライフスタイルに適した会社を選べば電気代の節約に繋がります。
大手の地域の電力会社と違い管理費用も不要であるため、その分のコストを活用して安価に電力を供給できるのが大きなメリットです。
電気代は安くなりますが、その分、品質が落ちるわけではありません。同じ送電網を使って供給されるため、電力の品質は変わらずに利用できるでしょう。
電気プランを見直す
新電力にはさまざまな電気プランがあるため、自身に合ったプランに見直すことで、無駄な電気代の発生を抑え節約に繋がります。
提供している電気プランは電力会社によって異なります。電力会社を見直す際は、どのようなプランがあるかを確認しておきましょう。
電気プランには、一人暮らし向けのものや、夜の時間帯に電気代が安くなるプラン、オール電化向けの家庭用の料金などもあります。基本料金が無料のプランもあり、普段から電力消費量が少ない人であれば無駄な料金を払わなくて済むためおすすめです。
また、利用する電気量に関係なく1kWhあたりの料金が一律のプランであれば、電力消費量が多い家庭でも電気代を節約しやすいです。
消費電力の多い家電を把握する
電気代を節約するためには、消費電力が多い家電を把握し、使用時間をできるだけ短くするのがポイントです。
エアコンや乾燥機などは比較的消費電力が大きく、長時間使用するシーンが多いでしょう。新潟は気象庁の資料※によると夏季と冬季の降水量が多く、日照時間が少なくなる特徴があります。
※出典:気象庁 新潟県の気象の特徴
家電の使い方を見直す
新潟県は平野部よりも山間部の方が降水量が多くなるため、同じ県内でも地域差が大きい点も特徴です。
また、冬季は気温が低く積雪もあるため、暖房器具の使用機会も多くなるでしょう。室温が低い場合、急激に部屋の温度を上げようとすると、消費電力が大きくなりやすいです。
例えば、エアコンを利用するとき同じ空間内で温度差があると、その温度差を埋めようとするため消費電力が大きくなります。
そこで、扇風機やサーキュレーターなどを使い空気を循環させると、同じ空間内の室温が均一化されやすく消費電力を抑えやすいです。
古い家電は買い替える
現在利用している家電が古くなっている場合は、買い替えもおすすめです。家電は長く使っていると経年劣化により、性能が徐々に落ちていきます。
特に使用頻度が高く、使用時間が長いものはより劣化が進んでおり、運転効率は悪くなっています。同じ効果を得るために必要な電力が大きくなるため、電気代が高くなりやすいです。
また、最新家電は古いモデルよりも省エネ性能が高いため、節約しやすいのも特徴です。
新潟県で新電力会社を選ぶ際のポイント
対象エリアに含まれているか
電力会社を選ぶときは、まず電力の供給エリアを確認することが大切です。電気代が大幅に節約できる新電力を見つけたとしても、対応エリア外であれば契約できません。
新潟県は東北電力の管轄内であるため、新電力の提供エリアに「東北電力管轄」と記載があれば、問題なく契約できるでしょう。
違約金・解約金の有無
新電力の中には契約期間の縛りがあり、解約する際に違約金・解約金が発生するものもあります。
電力会社を切り替えた後に、そこまで電気料金が節約できなかったり、他にお得な電力会社を見つけたりするケースは考えられるでしょう。
そのような時に、違約金・解約金が発生してしまうと、他の電力会社へ変えにくくなります。違約金・解約金の金額は電力会社によってさまざまですが、1万円前後かかることもあります。
料金プランを比較
住んでいる地域に対応している電力会社をいくつかピックアップしたら、どのような料金プランを提供しているのか確認し比較してみましょう。
また、電力会社によっては電気料金の支払いで、コンビニやスーパーなどで使えるポイントが貯まる場合もあります。
そのため、各料金プランでシミュレーションをしてどれくらい電気代が安くなるかを確認し、ポイントなどの特典もチェックすることが大切です。
キャンペーンを実施しているか
電力会社に新規申し込み・乗り換えることで、キャンペーン特典を受けられる場合もあります。お得なキャッシュバックを受けられたり、ギフトカードをもらえたりします。
また、キャンペーンの中には、電気料金が一定期間無料になるものもあるため、その内容と適用条件、実施期間をよく確認するのがおすすめです。
【注意】新潟で新電力会社に乗り換える際に気をつけること
- 電気代が高くなる可能性もある
- 解約金が発生するプランもある
- 値上げや倒産するリスクがある
- マンション・アパートによっては乗り換えられない場合がある
- 支払い方法が限られる場合がある
- 乗り換えまでにある程度時間がかかる
新電力会社に乗り換える際には、気をつけるべき点があります。ここでは、新潟で新電力会社に乗り換える際の注意点について解説します。
電気代が高くなる可能性もある
新電力会社に乗り換えたからといって、必ずしも電気代が安くなるわけではありません。
選択した電力会社や料金プランによっては、電気代が割高になってしまう可能性があるため、注意しましょう。
多くの電力会社では、公式サイト上で料金シミュレーションができるため、契約前に実施しましょう。
解約金が発生するプランもある
新電力会社によっては、契約期間の縛りを設けており、契約期間中に解約すると、解約金が発生するプランもあります。
月々の電気料金だけで選ぶのではなく、将来的な変更や解約についても考慮した上で、プランを選択することが大切です。
値上げや倒産するリスクがある
新電力会社に乗り換える際の注意点として、値上げや倒産するリスクが挙げられます。
また、新電力会社には、安定した経営基盤を持つ企業とそうでない企業があるため、倒産するリスクも考慮する必要があります。
マンション・アパートによっては乗り換えられない場合がある
新電力会社に乗り換える際の注意点として、マンションやアパートによっては、既定の電力会社を利用することが義務付けられている場合があります。
また、既に契約している電力会社が、その建物において独占的に電力を供給している場合もあるため、事前に確認しておく必要があります。
支払い方法が限られる場合がある
新電力会社に乗り換える際の注意点として、支払い方法が限られる場合があります。
コンビニ払いや口座振替などの支払い方法が利用できない場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。
また、クレジットカードでの支払いが可能な場合でも、手数料が発生することがあります。そのため、支払い方法については、事前に確認しておくことが重要です。
さらに、支払い方法によっては、ポイント還元などの特典が受けられる場合があります。
乗り換えまでにある程度時間がかかる
新電力会社に乗り換える際の注意点として、手続きに時間がかかる場合があります。
新潟県で電気代が安くできる電力会社
※当ページの比較基準については「暮らしとお水」新電力会社のランキング根拠と比較基準をご覧ください
当記事で紹介している新電力会社の情報はこちらからご覧いただけます。
TERASELでんき
- 電気を使うほどお得になるプランを提供
- 7つの特典から好きなものを選べる
- 毎月の支払いで楽天ポイントが貯まる
TERASELでんきでは、毎月の電気代に合わせて楽天ポイントが貯まるのが特徴です。
ファミリー向けの「超TERASELでんきプラン」、単身~2人暮らし向けの「TERASELでんきプラン」の2種類が用意されているので、電気の使用量に応じてより自分に適したプランを選べます。
対応エリア | 北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力 |
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基本料金(税込) ※超TERASELプラン | 1,108.8円 ※30アンペアの場合 |
新潟エリアの電力量料金 (税込・1kWhあたり) ※超TERASELプラン |
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提供プラン |
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違約金 | なし |
運営会社 | 株式会社エネクスライフサービス |
出典:TERASELでんき
よくある質問
まとめ
今回は新潟の平均電気代がいくらか、世帯・他県別に電気代の比較や安くするコツ、乗り換えにおすすめな新電力会社を紹介しました。
そこで重要なのが節約。節約方法は様々ですが、まずは自分でできることをしてみましょう。例えば、契約プランの見直し・消費電力の高い家電への買い替え、使用方法の見直しなど。
執筆者 暮らしとお水制作・運営チーム
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